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60代から始める健康寿命を延ばす運動習慣

「人生100年時代」と言われる現代、単に長生きするだけでなく、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間「健康寿命」をいかに延ばすかが重要になっています。特に60代は、定年退職や子育ての終了など、ライフステージが大きく変化する時期。この時期からの運動習慣が、その後の人生の質を大きく左右すると言っても過言ではありません。

しかし、「今から運動を始めても遅いのでは?」「どんな運動をすれば良いのか分からない」といった不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

ご安心ください。60代からの運動は、決して遅くありません。科学的にも、この年代からの適切な運動が、健康寿命の延伸に極めて効果的であることが証明されています。この記事では、最新の科学的根拠に基づき、60代から始めるべき運動習慣について、具体的かつ分かりやすく解説します。フレイル(虚弱)やサルコペニア(筋肉減少症)といった加齢に伴うリスクを予防し、生涯現役でいきいきとした毎日を送るための完全ガイドです。

この記事をご覧いただいている方へ。

この記事をご覧いただいている皆さまは、健康面に気を使い、食生活や運動習慣の見直し、フィットネスジムに通われている。もしくは、入会等をご検討されている健康意識の高い方々ではないでしょうか?

実際に、厚生労働省が、健康づくりのための身体活動基準・指針を作成し、生活習慣病予防のための運動を推進しています。

また、日本政策金融公庫が発表した消費者動向調査(令和3年7月)では、運動面や食に関する志向で、“健康志向”の方が多く年々と増加しています。

より皆様が、健康的で充実した人生を歩めるよう、誠意を込めて記事を執筆いたしましたので、どうか最後までご覧ください。

<その他資料>
スポーツ庁の資料(新型コロナウイルス感染症の流行による国民のスポーツへの参画状況や意識の変化、健康状態等に関する調査研究(令和2年度))では、コロナ終息後のパーソナルトレーニングジムの利用者数は急増中。
経済産業省の『特定サービス産業動態統計速報』の結果でも、フィットネスジム並びに、パーソナルジム利用者は数多くいらっしゃいます。

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目次

60代の運動習慣が健康寿命に与える驚くべき効果

運動

60代からの運動習慣は、単に体力を維持するだけでなく、心身の様々な機能にポジティブな影響を与え、健康寿命を大きく延ばす可能性を秘めています。ここでは、その具体的な効果を、科学的な視点から掘り下げていきましょう。

健康寿命とは?平均寿命との違いを理解しよう

まず、「健康寿命」と「平均寿命」の違いを正しく理解することが重要です。厚生労働省によると、健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています[1]。

2019年のデータでは、日本の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳であるのに対し、健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳でした[2]。つまり、男性で約8.7年、女性で約12.1年もの間、何らかの健康上の問題を抱えながら生活しているのが現状です。この差をいかに縮め、生涯にわたって自立した生活を送るかが、私たちの大きな課題なのです。

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。

出典: 厚生労働省 令和元年版厚生労働白書

60代から運動を始めても遅くない!科学的根拠

「もう60代だから…」と諦める必要は全くありません 。むしろ、60代は運動の効果が最も現れやすい「ゴールデンエイジ」とも言えます。加齢によって筋肉量が減少する「サルコペニア」や、心身の活力が低下する「フレイル」は、要介護状態に至る大きな原因ですが、これらは運動によって予防・改善できることが多くの研究で明らかになっています。

国立長寿医療研究センターの研究では、運動習慣のある高齢者は、ない人に比べて身体機能が高く維持され、転倒や骨折のリスクが低いことが示されています[3]。また、運動は筋力だけでなく、心肺機能や認知機能の維持・向上にも寄与します。特に、ウォーキングなどの中強度の有酸素運動は、脳の血流を促進し、認知症のリスクを低減する効果が期待されています。

内閣府の「令和3年版高齢社会白書」によると、65歳以上の高齢者で運動習慣のある人の割合は、男女ともに若い世代より高い水準にあります[4]。これは、多くの方が健康への意識を高め、積極的に運動に取り組んでいる証拠です。今からでも、仲間入りするには決して遅くありません。

60代におすすめの運動種目|段階別プログラム

運動

「さあ、運動を始めよう!」と思っても、いきなりハードなトレーニングに挑戦するのは禁物です。怪我のリスクを避け、安全に、そして楽しく続けるためには、ご自身の体力レベルに合わせた段階的なアプローチが不可欠です。ここでは、「初心者」「中級者」「上級者」の3つのレベルに分けて、具体的な運動プログラムをご紹介します。

初心者向け:まずは軽い有酸素運動から

運動習慣が全くない方や、体力に自信がない方は、まず「楽に続けられる」ことから始めましょう。日常生活に少しプラスする意識で、身体を動かす心地よさを感じることが目標です。

  • ウォーキング:最も手軽で安全な有酸素運動の王様です。「ややきつい」と感じる程度の速さで、1日20分〜30分、週に2〜3回から始めてみましょう。背筋を伸ばし、腕を軽く振って、歩幅を少し広めに意識するのがポイントです。
  • 水中ウォーキング:膝や腰に負担をかけずに運動できるのが最大のメリットです。水の抵抗があるため、陸上を歩くよりも高い運動効果が得られます。
  • ラジオ体操・太極拳:全身をバランス良く動かし、柔軟性を高めるのに最適です。ゆっくりとした動きで、関節や筋肉を無理なくほぐすことができます。

中級者向け:筋力トレーニングを追加

有酸素運動に慣れてきたら、次は筋力トレーニングを取り入れて、サルコペニアを本格的に予防・改善していきましょう。筋肉は、身体を支え、活動の源となる重要な組織です。

  • 自重トレーニング:自分の体重を負荷として利用するトレーニングです。椅子に座って立ち上がる動作を繰り返す「椅子スクワット」や、壁に手をついて行う「壁腕立て伏せ」など、自宅で安全にできる種目から始めましょう。
  • レジスタンスバンド活用法:ゴム製のバンドを使うことで、様々な部位の筋肉に効果的な負荷をかけることができます。
  • バランス運動:片足立ちや、かかととつま先を交互につけて歩く「タンデム歩行」など、転倒予防に直結するバランス能力を高める運動も重要です。

上級者向け:総合的な運動プログラム

体力に自信があり、より高い目標を目指したい方は、様々な運動を組み合わせた総合的なプログラムに挑戦してみましょう。

  • ジム通いのメリット:専門のトレーナーから指導を受けられたり、多彩なマシンを使えたりするのが魅力です。
  • グループエクササイズ:ヨガやピラティス、ダンスなど、仲間と一緒に楽しむことで、モチベーションを高く維持できます。
  • スポーツ活動:ゴルフやテニス、水泳など、趣味と実益を兼ねたスポーツに挑戦するのも素晴らしい選択です。

運動習慣を継続するための実践的コツ

運動

運動の効果を最大限に引き出す鍵は、何と言っても「継続」することです。しかし、「三日坊主」という言葉があるように、続けることは簡単ではありません。ここでは、無理なく、楽しく運動を習慣化するための実践的なコツをご紹介します。

無理のない運動計画の立て方

意気込みすぎて最初から高すぎる目標を立てると、挫折の原因になります。まずは「これなら絶対にできる」という低いハードルから始めましょう。

  • 週間スケジュール例:「月・水・金はウォーキング30分」「火・木は自宅で筋トレ15分」のように、曜日ごとにやることを決めておくと、生活リズムに組み込みやすくなります。
  • 運動強度の設定方法:「楽だ」と感じるレベルから始め、徐々に時間や回数を増やしていくのが安全です。運動中に会話が楽しめるくらいの強度が、中強度の運動の目安です。
  • 記録の付け方:カレンダーや手帳に、運動した日や内容を記録する「運動日記」をつけましょう。自分の頑張りが可視化されることで、達成感が得られ、モチベーションアップに繋がります。

モチベーション維持の秘訣

一人で黙々と続けるのが苦手な方は、仲間を巻き込むのがおすすめです。

  • 仲間作りの重要性:家族や友人を誘って一緒にウォーキングをしたり、地域のスポーツサークルに参加したりすることで、運動がコミュニケーションの機会にもなります。
  • 目標設定のコツ:「3ヶ月後に体重を2kg減らす」「毎日8000歩歩く」といった具体的で測定可能な目標を立てると、達成意欲が湧きます。
  • 成果の測定方法:体重や歩数だけでなく、「階段の上り下りが楽になった」「疲れにくくなった」といった身体の変化にも目を向けましょう。小さな成功体験の積み重ねが、継続の力になります。

60代の運動で注意すべきポイント

運動

安全に運動を続けるためには、いくつか注意すべき点があります。特に、持病がある方や、久しぶりに運動を再開する方は、以下の点を必ず守ってください。

運動前の健康チェック

  • かかりつけ医への相談:高血圧、心臓病、糖尿病などの持病がある方は、運動を始める前に必ずかかりつけ医に相談し、どのような運動が適しているか、どの程度の強度まで許容されるかを確認してください。
  • 運動禁忌の症状:胸の痛み、めまい、動悸、息切れなどの症状がある場合は、運動を中止し、医師の診察を受けてください。

安全な運動のための準備

  • ウォーミングアップとクールダウン:運動前には必ずストレッチなどの準備運動(ウォーミングアップ)を行い、筋肉や関節をほぐしましょう。運動後も、整理運動(クールダウン)を行い、心拍数を徐々に落ち着かせることが重要です。
  • 適切な服装と用具:動きやすく、吸湿性・速乾性に優れた服装を選びましょう。靴は、クッション性が高く、自分の足に合ったウォーキングシューズなどがおすすめです。
  • 水分補給のタイミング:喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分を補給することが大切です。特に夏場は熱中症のリスクが高まるため、十分な注意が必要です。

専門家が推奨する60代の運動頻度と強度

運動

では、具体的にどのくらいの運動を行えば良いのでしょうか。厚生労働省が策定した「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、高齢者に対して以下のような指針を示しています[5]。

厚生労働省推奨の運動指針

  • 身体活動の目標:歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日40分以上行うことを推奨しています。これは、1週間で約280分に相当します。
  • 運動の目安:息が弾み、汗をかく程度の運動を週に60分以上行うことが推奨されています。これには、有酸素運動だけでなく、筋力トレーニング、バランス運動、柔軟運動など、多様な運動を組み合わせることが重要です。

大切なのは、これらの指針を参考にしつつも、ご自身の体力や体調に合わせて無理のない範囲で取り組むことです。最初は短い時間から始め、徐々に目標に近づけていきましょう。

まとめ:60代からの運動習慣で健康寿命を10年延ばそう

運動

60代からの運動習慣は、健康寿命を延ばし、より豊かで活動的なシニアライフを送るための最も効果的な投資です。科学的根拠に裏付けられた正しい知識を身につけ、ご自身のペースで、楽しみながら運動を続けることが成功の鍵となります。

この記事でご紹介した内容を参考に、まずは「プラス10分」身体を動かすことから始めてみませんか?その小さな一歩が、10年後、20年後のあなたの健康を大きく支える、確かな礎となるはずです。


参考文献

  1. 厚生労働省. (2019 ). 令和元年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-
  2. 厚生労働省. (2020 ). 令和元年簡易生命表の概況
  3. 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター. フレイル・サルコペニア
  4. 内閣府. (2021 ). 令和3年版高齢社会白書(全体版)
  5. 厚生労働省. (2023 ). 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(案)
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